FLO Cycling – こんにちは、日本 – 私たちの言語変換の旅

世界中のお客様との効果的なコミュニケーションには、お客様と同じことばを使うことが重要だと私たちは考えています。そこでこのウェブサイトをさまざまな言語に翻訳するプロジェクトを始動しました。その最初が日本語版です。日本のみなさん、こんにちは! 日本語を選んだ理由1. 過去数年間で日本での売上が大きく成長していること。現在、アメリカ以外の国では、日本へのホイール輸出が最多となっています。2. 日本からこのウェブサイトへのアクセスの100%が、日本語OSのパソコンからであること。つまり日本のお客様が当社のことを知るには、自分の母語ではない言語を読まなければならない状況でした。3. 日本にはサイクリングおよびトライアスロン人口が多く、また増加中であること。4. 日本語は使用人口で世界第9位、1億3200万人もの話者を持つこと。日本語対応について1. ウェブサイトのコンテンツすべてとブログの人気記事の日本語版を制作しました。2. お客様からのお問い合わせに日本語で回答いたします。3. Bike for a Kidイベントの開催のため訪日する予定です。今後の多言語対応予定日本語版ウェブサイトの制作は私たちの多言語対応プロジェクトの最初の一歩です。この試みをもとに改良をかさねつつ、他の言語にも対応していく予定です。現在、当社がホイールを輸出しているのは66カ国、使われている言語は25以上。英語が母語ではないお客様の声を、私たちは大事にしています。安全なライディングをお楽しみくださいJon

FLO Cycling – 空気抵抗対重量 – パート3

当社の今までで一番人気のブログ記事は紛れもなく、「大論争 – 空気抵抗対重量」の記事 (本シリーズのパート1) です。 その記事に関して、私たちはBest Bike Splitのマッドサイエンティストであるライアン·クーパー氏に空気抵抗データを送り、全く新しいFLOホイールが人気のあるIronmanコースでどのくらいの時間を短縮するか第三者側からの概算を行って頂きました。 本シリーズのパート2では、よりいっそう多くのコース、そしてホイールの組み合わせでの短縮時間を算出しました。 ご存知ない方のために説明すると、ライアン·クーパー氏は数理最適化の博士号を持つ人物で、彼のBest Bike Split数学モデルを用いてトライアスリートやプロのツアーライダー向けの信じられないほど正確なバイクスプリットを予測し続けています。  2016年のホイールの新製品の設計を終え、A2 Wind Tunnelを訪れた後、私たちは新しい空気抵抗の数値をライアンさんに送り、彼の数学モデルを通じてホイールを走らせて頂きました。  下記のように、私たちはIronmanコースで複数の組み合わせのホイールを走らせました。  当社の2012年モデルのホイール、2016年のAluminum + Carbonホイール、2016年のCarbon Clincherホイールの数値をご覧になれます。  平坦なコースにIronmanフロリダ、比較的登りがあり風の強いコースにIronmanコナをモデルに選びました。  なぜBest Bike Splitを用いるのか? 当社の風洞テストの数値は全て、スタンドに立てたホイールのみを使用して算出しています。  風洞テストで個別のホイールを調査するのは設計を検証するのに非常に向いていますが、どのくらいの時間が短縮されるかを算出するにはより優れた選択肢があります。それは、自転車走者を伴う自転車のホイールを使用することです。  このデータに関してはライアンさんと共同で行いたいと考えました。なぜなら彼のモデルは自転車全体と自転車走者を考慮に入れているためです。  これにより、特定のホイールセットにおいてコース上でどのくらいの時間が短縮されるかについて、当社の顧客はより優れた概算を得ることができます。 それではその数値を見てみましょう! 自転車走者 私たちは、以下の特徴を持つ自転車走者をモデルに選びました。 性別: 男性 体重: 160ポンド 年齢: 33歳 FTP: 250ワット コースのプロフィールと、FLOホイールの各組み合わせにおけるMavic Open Proホイールセットと比較した際の短縮時間を見てみましょう。  Ironmanフロリダ Ironmanコナ 数値を見た後、私にとって気になることがいくつかありました。 1. 当社の新しい2016年のホイールは、実地の風の条件を調査した後に設計しました。  その調査の中で、平均ヨー角が私たちが最初に考えていたよりずっと低いことが分かり、そのことを踏まえてホイールの新製品を開発しました。  2012年のホイールと比較した際の2016年のホイール (高いヨー角向けに設計しました) の空気抵抗の改善はかなりのものです。  これらの短縮時間とライアンさんによって算出された平均ヨー角は、当社の全ての実地データと正確に一致しており、当社のNet Drag Reduction Value (純抵抗低減値) の公式とも一致しています。2. 当社の風洞テストの結果を見ると、FLO […]

FLO Cycling – FLOホイールによってどのくらいの時間が短縮される?

空気力学的なレースホイールの利点は、全体の抵抗が低減され速くなることです。 2012年、私は1~30mphの速度で進んでいる間に抵抗を低減することでどのくらいの時間が短縮されるかについて話したブログ記事を書きました。 その記事では、レースホイールが何らかの利点を生むには特定の速度で進む必要があるというよくある誤解があることについて話しました。 実際のところ、それは間違いです。 現実には、進むのが遅いほど、ある距離における短縮時間はより多くなります。 そう、30mphで40km走る場合、20mphで40km走る場合よりも短縮時間が少なくなります。 直感的ではありませんが、私ができる最も良い説明は、より遅い速度で走ることで、コースを完走するのにより長くかかるため、より長い期間抵抗の低減の利点を体感することができるということです。  最初の記事を書いて以来、当社の新製品のホイールが全てリリースされたり、当社のデータ収集プロジェクトに基づくNet Drag Reduction Value (純抵抗低減値) の公式を新しいものにしたりしています。 今日、1~30mphの相対速度における当社の新製品の各ホイールの新しい短縮時間の図を全て共有したいと考えました。  始める前に 結果について議論する前に、まずは相対速度と下記の算出された短縮時間の裏にある数学について話しましょう。  相対速度 数学の話に入る前に、理解しておくべき重要な概念があります。 相対速度です。 抵抗を算出する際、その速度は単純に自転車で進んでいる速度ではありません。 相対速度とは、自転車で進んでいる速度と風の速度を組み合わせたものです。 この速度の組み合わせが、相対速度として知られています。 5mphの向かい風に向かって15mphで進んでいる場合、相対速度は20mphとなります。 5mphの追い風を受けて15mphで進んでいる場合、相対速度は10mphとなります。 数値の裏にある数学 元の記事である「FLO Cycling – サイクリングホイールの空気抵抗 – 抵抗を低減することで速度、時間、出力に対してどのように影響が現れるか」では、下記の計算の裏にある数学について詳細に話しています。 興味のある方はご覧下さい。  FLO Carbon Clincherホイール FLO 45 Carbon Clincher – 1~30mphでの短縮時間 FLO 60 Carbon Clincher – 1~30mphでの短縮時間 FLO 90 Carbon Clincher – 1~30mphでの短縮時間 FLO DISC Carbon Clincher – 1~30mphでの短縮時間 FLO Aluminum + Carbonホイール FLO 60 Aluminum + Carbon – […]

FLO Cycling – タイヤの空気圧によって空気抵抗は変わる?

誰かがタイヤの空気圧によって空気抵抗が変わると言うのを初めて聞いた時、私はこれは本当なのだろうかと疑問に思いました。  そのことについて考えれば考えるほど、空気抵抗がタイヤの空気圧からどのように影響を受けるのだろうかとさらに疑問を深めました。  タイヤの空気圧を変えると、タイヤの接地面の形状が変わり、最終的にはタイヤの輪郭が変わります。 タイヤの空気圧によって抵抗に差が生まれるとしても、その差は小さなものだろうと私は推測しました。  この疑問に答えるため、クリスと私は、2015年11月にA2 Wind Tunnelを訪れた時にタイヤの空気圧が空気抵抗に対して及ぼす影響を調査することに決めました。  テストの対象 私たちは、23mm Continental GP 4000 S IIを装着したFront FLO 60 Carbon Clincherを、以下の一覧のタイヤの空気圧でテストしました。      – 90psi     – 95psi     – 100psi     – 105psi ホイールのテスト方法 風洞でテストをどのように行うかを定めるのは重要なことです。  変数が無数に存在するため、テストについてあやふやだと結果はあまり明確なものになりません。  A2 Wind Tunnelで行ったホイールのテスト方法はこちらです。 1.  車体重量を測定し、結果から除外しました。 2.  各ホイールは0~20度のヨー角で風を当て、2.5度ずつ増加しました。  3.  各測定値は2回取り、平均を取ったものです。 4.  各テストで23mmサイズの同一のContinental GP 4000 S IIタイヤを使用しました。 5.  タイヤの空気圧は、高度に正確なデジタルゲージで測定しました。  結果 私が間違っていたことが分かりました。 タイヤの空気圧を100psiから95psiに変更することで、40kmでは6秒、Ironmanでは30秒短縮されます。 自転車にはホイールが2つあることを考慮すると、両方を勘定に入れるとこの短縮時間は増加すると思われます。 2倍にはなりませんが、増加します。  […]

FLO Cycling – A2 Wind Tunnelにおけるタイヤ調査 パート2

本シリーズのパート1では、Front FLO 60 Carbon Clincherホイールに装着した様々なタイヤによって生み出される空気抵抗を調べました。 多くの方がご存知のように、最速のタイヤを探す際、空気抵抗はその公式の半分に過ぎません。 タイヤの回転にどのくらいの出力が必要かを知るには、タイヤの転がり抵抗も考慮しなければなりません。 空気抵抗と転がり抵抗の両方を克服するのに必要なワット数を組み合わせる際にのみ、どのタイヤが最速かを判断することができます。  各タイヤによって生み出される転がり抵抗を算出するため、1箱分のタイヤをBlather ’bout Bikesのトム·アンハルト氏に送りました。 トムさんはとても尊敬されているエンジニアであり、サイクリングのあらゆることに関する豊富な知識があります。 トムさんは転がり抵抗のテストのための機材を自分で持っており、それは私たちの用途にぴったりでした。 トムさんは各タイヤの転がり抵抗の算出を終えた後、各タイヤが消費した合計ワット数を算出しました。  その数値を見てみましょう! ステップ1: 転がり抵抗を算出する 下記の転がり抵抗値を算出するため、以下のテスト手順を用いました。 • * 自転車の速度は35km/h (21.75mph)。 • * ホイール荷重は45kg (99.21ポンド)。 • * 転がり抵抗の数値はMavic Open Proホイール (120 psi) で測定。 * トムさんが気付いたこと: 「120psiでMavic Open Proホイールに装着したタイヤの (平坦な) ローラーの転がり抵抗係数は、100psiで内部幅21mmのホイールに装着した場合の転がり抵抗係数とほぼ等しいことが分かりました」 各タイヤの転がり抵抗値と、転がり抵抗を克服するための出力は以下の通りです。 最も速いものから最も遅いものまでの順番で一覧にしています。 ステップ2: 空気抵抗と転がり抵抗を組み合わせる グラフ上に示されたそれぞれの値について、タイヤの空気抵抗値と転がり抵抗値はワットに変換し、合計しました。 この組み合わせた値は、タイヤを動かすのに必要な合計ワット数を表しています。 注意: 本シリーズのパート1における空気抵抗値と転がり抵抗値を組み合わせる際、データのベータ補正はトムさんによって行われたものであることを留意することが重要です。 トムさんのベータ補正計算は周囲の風を進行方向に対して90度 (純粋な横風) と仮定し、任意の自転車の速度におけるヨー角の結果を導き出しています。 1つの図に非常に多くのタイヤがあるため、このデータを相関図で表示するのが最善と考えました。   ステップ3: 当社のNet Drag Reduction Value (純抵抗低減値) の公式を適用する それではこのデータは全て何を意味するのでしょうか?  どのタイヤが本当の意味で最速なのでしょうか?  FLOで私たちは、自転車走者がホイールが実地でどのくらいの時間を短縮するか現実的な概算を得られるNet […]

FLO Cycling – A2 Wind Tunnelにおけるタイヤ調査 パート1

本シリーズのパート1では、タイヤが空気抵抗に対して及ぼす影響を調べます。 私たちが2011年4月にA2 Wind Tunnelを初めて訪れた時、タイヤが生み出すことのできる違いの大きさに衝撃を受けました。 一覧にずらっと並ぶほどの数のタイヤをテストする予算があれば、結果はどのくらい向上するだろうかといつも考えていました。 2015年11月、初回のテストから4年半後、ジョンと私は2016年のホイールの新製品と共にA2 Wind Tunnelに再び赴きました。 2日間の訪問の間に私たちが行った調査は、A2 Wind Tunnelで行われた中で最大のタイヤ調査と噂されています。 当社の新製品のFLO 60 Carbon Clincherに装着したタイヤを合計で20種類テストし、タイヤが空気抵抗に対してどのように影響を及ぼすかを正確に調べました。  パート2の内容 空気抵抗はタイヤの公式のほんの一部です。 タイヤによって生み出される空気抵抗を克服することに加え、走行中の転がり抵抗も克服する必要があります。 空気抵抗が低いタイヤも、転がり抵抗が高い可能性があります。 この2つの要素を組み合わせると、タイヤ全体としては残念な性能になる場合があるのです。 空気抵抗と転がり抵抗の最良の組み合わせを持つタイヤが、レース中に使用する際の最良のタイヤです。 私はA2 Wind Tunnelでテストしたタイヤの大半をトム·アンハルト氏に送り、彼のローラーでテストしました。 本シリーズのパート2では、空気抵抗と転がり抵抗の両方を組み合わせることで総合的に最良のタイヤを探り出します。 今回は、空気抵抗テストの結果を重点的に見てみましょう。  テスト 下記はA2 Wind Tunnelで行われた空気抵抗テストのパラメータです。 以下の一覧のパラメータを用いることで可能な限り多くの変数を排除しました。  – 風洞風速は30mphに設定しました。 – タイヤは全て同一のFLO 60 Carbon Clincherに装着してテストしました。 – タイヤの空気圧は95psiに設定し、デジタル空気圧ゲージで測定しました。 – 抵抗の測定値は、0、2.5、5.0、7.5、10.0、12.5、15.0、17.5, 20.0度のヨー角で記録しました。 – 各ヨー角度で測定値を2回取り、その平均を取りました。 – 車体重量を測定し、結果から除外しました。 タイヤ 私たちは合計で20種類のタイヤをテストしました。 タイヤのサイズの範囲は幅22mm~25mmでした。 幅22mm未満のタイヤは、当社のホイールに装着して使用するには幅が狭すぎるためテストしませんでした。また、幅25mmを超えるタイヤは、現行のロードバイクにはあまりにも一般的に合わないためテストしませんでした。 テストしたタイヤの一覧はこちらです。 * 一覧のタイヤのサイズは、メーカーの名称の慣例に基づいています。 タイヤの幅はリムに装着する際は記載通りではない場合があることをご留意下さい。 例えば、23mmのタイヤはリムに装着する際は幅26mmとなる場合があります。 ご使用のフレーム向けにタイヤを選択する際はこのことをご留意下さい。 結果 私たちは2つの抵抗相関図を作成しました。 1つ目は抵抗 (g) で、2つ目はCdA (m^2) です。 これらの相関図は個別のタイヤをオン·オフすることができます。 下でご覧になれるように、同じ図に20種類のタイヤを全て載せるととてもゴチャゴチャしてしまいます。 時間の短縮 空気抵抗図は素晴らしいですが、これは全て何を意味するのでしょうか。 各タイヤによって路上で短縮できる時間は正確にはどのくらいなのでしょうか、またどのタイヤが空気抵抗面で最良なのでしょうか?  下の表は、各タイヤが40kmレースとIronmanでどのくらいの時間を短縮するかを一覧にしたものです。 最も遅いタイヤを、短縮時間0秒という基準として使用しました。 これらの短縮時間は、当社のNet Drag Reduction Value (NDRV、純抵抗低減値) の公式を利用して算出しています。 当社のNDRVは、当社のホイールの新製品の開発中に収集した110,000個の実地のデータポイントを利用して開発されたものです。 NDRVの詳細をご覧下さい。   今回のブログ記事を楽しんで頂けたなら幸いです。 本シリーズのパート2では、各タイヤの転がり抵抗を調べ、そのデータを空気抵抗の結果と組み合わせますのでお待ち下さい。 下でご質問やご意見をお願いします。 […]

FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ5 – 風洞テストの結果

2014年、私たちはFLO Cyclingのホイール製品の再設計に腰を据えて取り組みました。この5段階の設計プロセスは完了まで15ヶ月かかりました。このブログシリーズでは、設計プロセスを詳しく取り扱います。今回は、5段階の設計プロセスの中のステップ5です。ステップ1~4についての詳細は、以下のリンクをご確認下さい。 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ1 – データ収集 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ2 – データ分析 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ3 – 3Dモデリング FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ4 – 最適化アルゴリズム ステップ5 – 風洞テストの結果 A2 Wind Tunnelにて新しいFLO 90 Carbon Clincherを調べている様子 CFDの結果の実地調査 本シリーズのステップ4で、私たちは数値流体力学 (CFD) ソフトウェアを使用してリムの空気抵抗をどのように徹底的に改善するかについて話しました。CFDでの結果を得ましたが、それとは別に、設計が実地で改善をもたらすことを証明するには、風洞でテストする必要があります。私たちは、A2 Wind Tunnelを訪れてホイールの最終テストを行いました。 A2 Wind Tunnelにて新しいFLO 60 Carbon Clincherを調べている様子 ノースカロライナ州のA2 Wind Tunnelを訪問 2012年のFLO […]

FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ4 – 最適化アルゴリズム

2014年、私たちはFLO Cyclingのホイール製品の再設計に腰を据えて取り組みました。この5段階の設計プロセスは完了まで15ヶ月かかりました。このブログシリーズでは、設計プロセスを詳しく取り扱います。今回は、5段階の設計プロセスの中のステップ4です。ステップ1、2、3、5についての詳細は、以下のリンクをご確認下さい。 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ1 – データ収集 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ2 – データ分析 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ3 – 3Dモデリング FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ5 – 風洞テストの結果 ステップ4 – 最適化アルゴリズム STAR-CCM+での視覚シミュレーション上の新しいFLO 60 Carbon Clincher なぜ最適化アルゴリズムを使用するのか? 本シリーズのステップ1とステップ2で、私たちはより速いサイクリングホイールの設計に役立つ110,000個の実地の風の測定値の収集とその分析について話しました。私たちは、ソフトウェアでランダムな形状を描くことで何が速いかを推測するのではなく、当社のデータを使用して可能な限り最速のリムをインテリジェントに探すアルゴリズムを開発したいと考えました。  STAR-CCM+での視覚シミュレーション上の新しいFLO 45 Carbon Clincher 最適化アルゴリズムの作成 業界トップクラスの数値流体力学ソフトウェアが、CD-adapcoのSTAR-CCM+です。その能力と精度は目を見張るものがあり、私たちはこれがこのプロジェクトの頼りになる解決策であると認識していました。このソフトウェアの弱点の1つは、演算の完了に時間がかかる場合があることです。この規模のプロジェクトに必要な計算の回数は、シングルプロセッサのコンピューターでは不可能なものでした。このことが分かっていたため、私たちはCD-adapcoの社内技術チームと提携して、このプロジェクトを手伝って頂くことに決めました。CD-adapcoの技術チームと提携したことによる利点がいくつかあり、それは以下の通りです。 • CD-adapcoのスーパーコンピューターにアクセスし、ずっと速い速度で解を演算することができるようになりました。 • 博士号を持つ2名の数値流体力学のエンジニアに、フルタイムで当社のプロジェクトに取り組んで頂きました。 両名とも流体力学とSTAR-CCM+の操作において非常に精通していました。 STAR-CCM+での新しいFLO DISCのスクリーンショット チームが万全になったところで、私たちはアルゴリズムのパラメータセットの構築を始めました。 各パラメータは重要度によって重み付けしました。アルゴリズムの開発のために使用したパラメータはこちらです。 • 私たちは主に空気抵抗の低減を重視しました。 • […]

FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ3 – 3Dモデリング

2014年、私たちはFLO Cyclingのホイール製品の再設計に腰を据えて取り組みました。この5段階の設計プロセスは完了まで15ヶ月かかりました。このブログシリーズでは、設計プロセスを詳しく取り扱います。今回は、5段階の設計プロセスの中のステップ3です。ステップ1、2、4、5についての詳細は、以下のリンクをご確認下さい。 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ1 – データ収集 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ2 – データ分析 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ4 – 最適化アルゴリズム FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ5 – 風洞テストの結果 ステップ3 – 3Dモデリング 新しいFLO Cyclingのリムの形状をモデリング中 3Dモデリングはなぜ重要なのか? 2016年のホイールの製品を設計する際の私たちの目標は、数値流体力学 (CFD) ソフトウェアを使用してプロセスの最適化を促すことでした。CFDソフトウェアは非常に有用で正確ですが、与えられるデータの質によって容易に限界が訪れます。CFDソフトウェアをセットアップする際に正しく行うには、重要なことが2つあります。1つ目は、仮想環境と、気流をシミュレーションし計算を完了させるためのメッシュです。 2つ目は、仮想環境で調査する3Dモデルの正確性です。  2016年のホイールの設計に関して、私たちはCD-adapcoの才能ある技術チームと提携しました (詳細は本シリーズのステップ4にて)。CD-adapcoが当社の新しいリムの形状を最適化できるようにするため、ホイールとタイヤの可能な限り正確な3Dモデルを作成する必要がありました。3Dモデルが素晴らしければ、高度に正確なタイヤとリムのインターフェースを表現でき、それはより優れた実際の製品につながります。 3Dの形状をどのようにモデリングしたのか? CFDは、当社のカーボンリムの形状の空気力学的効果を可能な限り高めるための最適化にを促すことになりますが、私たちはあるものを変更しようとしませんでした。それは、リムに装着するタイヤの形状でした。前回の調査でContinental GP 4000 S IIタイヤが用意できたものの中で空気力学的に最速のタイヤであることが分かったため、私たちは3DタイヤモデルのベースをGP 4000 S IIの形状で23mmサイズにすることに決めました。3Dモデルを正しく作るのに重要なもう1つのディテールは、タイヤとリムのインターフェースでした。タイヤとリムの装着の相性は空気力学的性能に大きな影響を及ぼすため、これを可能な限り正確にする必要がありました。  実際のリムとタイヤを3Dモデルに変換するため、FLO 30リムに装着されたContinental GP 4000 S […]

FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ2 – データ分析

2014年、私たちはFLO Cyclingのホイール製品の再設計に腰を据えて取り組みました。この5段階の設計プロセスは完了まで15ヶ月かかりました。このブログシリーズでは、設計プロセスを詳しく取り扱います。今回は、5段階の設計プロセスの中のステップ2です。ステップ1、3、4、5についての詳細は、以下のリンクをご確認下さい。 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ1 – データ収集 FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ3 – 3Dモデリング FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ4 – 最適化アルゴリズム FLO Cycling – ホイール設計シリーズ ステップ5 – 風洞テストの結果 ステップ2 – データ分析 走行後にデータを分析中 なぜデータを分析したのか? 本シリーズのステップ1で、私たちは様々なIronmanコースと走行シナリオでどのように実地データを収集するかについて話しました。カスタムデータロガーを使用し、合計でヨー角と相対速度を組み合わせた110,000個の測定値を収集しました。私たちは、より速いサイクリングホイールの設計の役に立つ一貫したパターンをデータの中から見つけることを願っていました。 どのようにデータを分析したのか? データを分析する際、私たちは設計に有用なパターンを見つけるために4つの主要な部分を重視しました。 1. 相対速度、ヨー角、時間の関連性 下記のように関連性を調査することで、走行中に風がどのように自転車走者と接触するかについて良く理解することができました。私たちは、データを2つの方法で分類しました。  まず、時速1マイルの範囲を用いてデータを相対速度で分類しました。例えば、時速3~4マイルの間での測定値を全て考慮しました。相対速度で分類したデータで、各範囲の個別の平均ヨー角度と費やされた時間の割合を調査しました。  2つ目のデータの分類方法は、ヨー角度の範囲を1度にすることでした。例えば、0~1度のヨー角の全ての測定値に着目しました。ヨー角で分類したデータで、各範囲の個別の平均相対速度と費やされた時間の割合を調査しました。  2. 風のデータは走行ごとにどのように変動するか? Ironman 70.3オーシャンサイドで海岸沿いを走る時、何が起こるのでしょう? Ironman 70.3シルバーマンのような内陸コースを走っている時、それはどのように変わるのでしょう? ドラフティングを行っている時、何が起こるのでしょう? 私たちは各走行を個別に詳しく見て、原因の説明の必要がある差があるかどうかを判断しました。ステップ1の要点を繰り返すため、私たちがテストの実施場所として使用したコースとシナリオをこちらで紹介します。 Ironmanコース Ironman 70.3シルバーマン Ironman 70.3セントジョージ Ironman […]